【体験記】40代×40代のノスタルジックドライブー往年の名車「ソアラ」と志摩半島へー モビマ旅@鳥羽・伊勢 旧車ドライブ
2023-03-10

往年の名車をレンタルできるモビマのサービス「Vintage Club by KINTO」をご存知でしょうか?全国各地へキャラバン中で、3月いっぱいは三重県四日市市のトヨタウン四日市で「MR2」「スターレット1300S」「27レビン」「10ソアラ」がレンタル可能です(~2023/3/31)。今回は私と同じ年代のソアラをレンタルして、志摩半島をドライブしてきましたので早速レビューしたいと思います!
トヨタウン四日市は広々とした空間に自然光がたっぷり降り注ぐ明るい店舗で、その入り口の正面に本日レンタルするソアラが展示されています。我が家はずっとSUVに乗ってきたので、久々のボンネットの長さにちょっと驚いてしまいました。その昔教習所に通っていたころ高速教習だけソアラに乗せてもらえたのですが、シフトレバーがシートのすぐ横にあるこれこれ、ソアラ君、お久しぶりです!




受付を済ませ、ソアラ特有の操作方法のご説明をいただいていると、小学校高学年くらいの男の子がソアラに近づいてきて写真を撮り始めました。「ソアラ知ってるの?」と聞いてみると「もちろんです!」と。とても嬉しそうに、そして真剣に写真を撮っています。後方で受付をしていたお父さんが向かった先は「スターレット1300S」!父子でVintage Carレンタルに来たんだ~!これはきっといい思い出になるでしょうね。と、思わず顔をほころばせつつ、ソアラ車内に置いてある取扱説明書にも一通り目を通しておきます。外気温が低いこともあり、万一のことがないように念入りに…。

志摩半島なら絶対行きたかったある場所へ…!
こちらのソアラにはETCカードリーダー、ラジオ、Bluetoothが装備されていますがカーナビはないので、GoogleMapで目的地をセットします。最近Instagramで見かけて気になっていたある動画の実物を見たいと思い、最初の目的地にセットしました。出発時はあいにく小雨が降っており、憧れのサンルーフを開けることはできるのか気になりつつ、出発します。キーを回してかかるエンジンの音、ちょっと硬めの革張りのシートから伝わるタイヤの振動、目線の先で自分と目が合うフェンダーミラー。いきなり旧車の魅力全開です!

目的地までは高速で約1時間半。私よりちょっと後輩、1981年生まれのソアラとの旅の初めにラジオから流れてくるのはMr.Childrenの曲…なかなかの演出じゃないですか。同世代の同行者と懐かしい話で盛り上がりながら、目的地付近のICを降ります。向かった先は…鳥羽水族館です。



鳥羽水族館の開園は1955年とこれまたかなりの老舗ですが、展示の内容はアップデートされていて、どのエリアも見ごたえがあります。入館して最初に目に飛び込んでくる大水槽は、色とりどりの魚が舞い踊る竜宮城のような美しさ。しかし今日はどうしても見たいものがあるのでいそいそと、その生き物が展示されている水槽へ向かいます。そう、今回の目的は「#ラッコのメイちゃん」です。気になった方はぜひInstagramで検索してみてください。
ラッコといえばその姿だけでも愛らしいのですが、飼育員さんとの遊びのやりとりが本当に楽しそうで癒されます。貝殻型のタイルを次々渡されてひとつづつ大切におなかのポケットにしまった後「返して」のサインにバケツに戻そうとするも、飼育員さんがどんどんバケツの高さを上げて届かなくなってしまう…最後にはちゃんとしまえて、ハイタッチ!といった、この飼育員さんとラッコのやりとりは鳥羽水族館でしか見られないので、ドライブ先に大変おすすめです。大人気なのでラッコのお食事タイムの時間を調べて早めにスタンバイすることをおすすめします。




その他、団子になって眠る姿が可愛いコツメカワウソや定番人気のアザラシ、スナメリやジュゴンといった珍しい海獣も飼育されており、生き生きとした様子がよく見えるように展示されているのでゆっくり見て回るのもおすすめ。ですが…せっかくなのでもう少しドライブを楽しんでみようと思います。


ソアラを愛でるならここで!
せっかく志摩半島まで足を延ばしたのでソアラを絶景でかっこよく撮影したいですよね?ということで、まずは「海の駅 黒潮 パールロード店」へ。こちらは道路を挟んで目の前が海という素晴らしいロケーション。店内では新鮮な魚介類を使った様々な種類の海鮮丼も食べられますが、この日は14時すぎでもかなり行列していたので、こちらでランチする方は時間に余裕を持って伺ったほうがよさそうです。絶景を見ながら食べる海鮮丼は最高でしょうね~。来る途中には牡蠣の養殖いかだがたくさん浮いており、牡蠣小屋もあちこちにありました。


次の撮影スポットはこちら、「展望台A(白浜ビューポイント)」です。高台から海を臨む絶景でソアラと海、その向こうに志摩半島の一部が見えるパノラマビューです。同じようにここで愛車を撮影している方たちもいらっしゃいました。ちなみに走行中や駐車するときなど、すれ違う車や警備員の方から「おっ」という視線を感じる時があります。ちょっと恥ずかしいような、誇らしいような気持ちになるのも旧車を運転する楽しみですね。

せっかくなので、外観だけでなく内装も撮影しちゃいました。当時最先端だったデジタルメーターやタッチパネルのオートエアコンなど、懐かしさはあっても古くささはなく、さすが名車といわれる所以ですね。雨も上がったのでサンルーフも開けてみました。車内が明るくなり爽やか!見晴らしのいい高台の展望台でゆっくりと愛でたあと、最後の目的地に向かいます。




日本人の心のふるさとへ
高台から下り坂が続き、そのあとはトンネルの連続。いくつものトンネルを抜けると、伊勢の市街地へ入ります。


最終目的地は、「伊勢神宮」。日本人の心のふるさとへ、名車と訪れるのも粋ではないでしょうか。こちらは先ほどと打って変わって緑あふれる場所。到着するころ晴れ間が出てきました。せっかくなのでまた内装とサンルーフを撮影。笑 緑を背景にしても映えますね。そしてサンルーフはやはり青空が似合います。


外宮から内宮へ参拝してみました。海外の豪華絢爛な教会やモスクとは全く違う究極のシンプルさ。そこには日本の神様の静謐な「気」に満ちていて、「空気」や「行間」といった目に見えないものを読む力のあるハイコンテクストな日本人には、このくらいシンプルな空間のほうが底知れぬパワーを感じ取ることができるのかもしれません。




対照的に、伊勢神宮の門前町「おかげ横丁」は大変な賑わいで、一生に一度はお伊勢参りとやってきた人々で埋め尽くされていました。

曇天から始まったドライブは伊勢神宮で晴れ間に変わり、全ての旅程を終えて夕焼けの中、四日市に向かって走ります。暮れゆく山に囲まれた景色の中でテールランプの灯りだけが通り過ぎていく時間に「今か!」とサンルーフを開けてみたら、流れ込んできた冷たい空気に、昭和から令和への時空の狭間を駆け抜けているようなとても映画的でエモい時間が突然流れ40代の車と人間の旅の終わりを締めくくっていきました。トヨタウン四日市に到着直前、ラジオから流れてきた最後の曲はB’zと、どこまでも分かっているソアラ君との旅。ソアラと同年代の私たちにも最高のドライブでしたが、両親とでも、若い人同士でもきっと楽しめると思います。懐かしさだけでない、エモい時間を過ごせるVintage Clubでの旧車の旅に、あの人を誘って出かけてみてはいかがでしょうか?

おすすめポイントまとめ
楽しみ方別おすすめ度
今回ご紹介したプログラム
※レンタルの時間によって価格が変わります。KINTO契約者はお持ちのポイントをこの商品に使えるクーポンと交換できます。 Vintage Club by KINTOの詳細はこちら
POPULAR COLUMN
人気コラム
【Smart+1】KINTO契約車限定ボディコーティング 施工可能店舗はこちら
2022-12-26

【試乗記】MR2スーパーチャージャー(AW11)T
2023-01-25

【VISON】日帰りから宿泊まで楽しめる複合商業リゾート
2022-09-05
MOBILITY MARKET
モビリティマーケット公式SNS