【体験記】心を映し出す?!脳内イメージを投影してオンリーワンの器を作ろう! モビマ旅@益子陶芸体験
2023-03-16

陶芸体験って気になっている方結構いらっしゃるのではないでしょうか?でも難しそう…時間がかかりそう…汚れそう…などの理由でちょっと躊躇していませんか?今回は器の存在が料理を作るモチベーションになるくらい器大好きMālieが、ついにマイ陶器を作りに行ってきました!都内からもドライブでサクッと行ける、栃木県の陶芸の町、益子町へモビマ旅です!
私は母が食器好きなこともあり、子供のころからよく笠間や益子という陶芸の町に連れて行ってもらっていました。そのため、益子の陶器販売店が集まる城内坂通りは良く知っているのですが、陶芸体験は初めて。なんとなくドラマなどで良く見る、ろくろの粘土がぐちゃっとなってしまうシーンを思い浮かべ、うまく作れない気がしていたのです。加えて上述の理由で気になりつつも家族を誘えずにいました。そんな気になるポイントを払拭するため、モビマが連携している日本最大級の体験予約サイト「アクティビティジャパン」で選べる陶芸体験の中から、「長谷川陶苑」へお邪魔し、実際どんなものかレポートしようと思います!益子町までは東京から車で2時間、車内で楽しくおしゃべりしている間にあっという間に到着します。

広く明るい工房で体験開始
長谷川陶苑は店舗の向かい側が工房になっていて、体験された方の器がたくさん天日干しされていました。長らく日本の食卓を支えてきたであろう、老舗感漂う雰囲気が器好きの心をくすぐります。もうすでにわくわくが止まりません。笑


工房の中にはろくろがズラリ!コロナ禍により間隔をあけるため台数を減らしたそうですが、それでも家族やグループで一緒に楽しめるくらいの十分な台数があります。自然光が降り注ぐ明るい工房で、じっくりと粘土と向き合うのに最高の環境です。予約をしておいたので、すでに私の分の粘土がろくろにセットされていました。この粘土の量で3~4kg、茶碗だと4~5個、丼だと2つくらいが作れるそうです。体験代には茶碗サイズ2個分までの焼成代が含まれており、お気に入りがたくさんできたら追加(別料金)で焼成をお願いすることも可能です。よ~し、傑作つくるぞ!と腕をまくり、エプロンをつけます。ちなみにエプロンは無料で貸していただけます。記念撮影用の法被もありますよ。




制作開始!丁寧なレクチャーが嬉しい
今回陶芸をレクチャーくださる専務の長谷川さんに粘土の扱い方から教えていただきます。両手を濡らして、粘土に手のひら全体を当て粘土をつけて、手をこすり合わせ広げます。ここでしっかり手のひらに塗り広げておかないと、ろくろの回転に手が引っかかって持っていかれてしまいます。次に手の使い方。器の淵を上から挟むようにつかみ、下から引き上げていきますが、このとき回転の力に負けないように反対の手を添えて安定させます。これがなかなか難しくて、ちょっと気を抜くと手が持っていかれてしまいます。力加減ひとつでどんどん形が変わる粘土は、長谷川さんがちょっと触ると湯のみかと思えば丼になり、壺かと思ったら平皿になる。その様子が魔法のようで、粘土から「あなたは私を何にしたいの?」と問いかけられているような気さえしてきます。



よし。私はミニ蕎麦やミニ丼用の小丼を作るぞ。まずは最初に教えていただいた、上から挟み込む手法で粘土を引き上げ、器の深さを決めていきます。


深さを決めたら、両手で挟み込むようにして少しづつ広げていきます。好みの角度になるまでゆっくり慎重に…。均一に力を入れないと、圧がかかったところだけが広がっていってしまうので難しい。広げすぎちゃった!と思ったら外側から両手で包み込むようにすると元に戻ります。なるほど、力加減は難しいけど、意外とやり直しがきくので、納得いくまで修正できる。そんなに気負わなくて大丈夫ですね。余程意図的にやらない限り、ぐちゃっとなってしまうこともなさそうです(ちなみにぐちゃっとなってしまうと粘土に空気が入ってしまってやり直しがきかないそうです)。そうそう、器を形作るときには、イメージしているサイズよりちょっと大き目に作るそうです。乾燥させて焼成すると2割くらい縮むのだとか。


形が決まったら、糸で器を切り離します。ここは難しいので長谷川さんにお任せして…切った器は両手を「チョキ」にして左右から差し込み、ぐっと持ち上げます。



ずっしりとした重さの器を、落とさないようにそっと台へ移動します。


2つの小丼ができて、まだ粘土が少し残っていたので、日本酒用のぐい吞みも作ってみました。なるべく丸くコロンとした形にしたい…外側からそっと包み込みながら丸く仕上げていきます。そして3つの器ができました。小丼ふたつはまったく同じ大きさには作れませんでした…。同じ大きさに仕上げられるようになるのが最初の修行だそうです。手の感覚だけで同じサイズに仕上げるのはかなりの難易度…!でも、手作りだからこそちょっといびつになってしまっても、それが味となって愛着が湧きますね。


いよいよ仕上げ!色選びが楽しい♪
最後に釉薬を選びます。益子伝統の色から、ちょっとイマドキの色まで、16色から選べます。一部の色は追加料金がかかりますが、自分のイメージする器に近づけるために色がこれだけ選べるのっていいですよね!私は、いつ何を盛り付けるかを考えながら選びました。夏に冷たい素麵を盛り付けるなら涼しげな色がいいかな…冬にあったかいお蕎麦に使うなら青は寒々しいかな…。料理が盛り付けられたマイ陶器を想像しながら色を選ぶ時間はとても楽しかったです!それぞれの器に、日付や名前、釉薬の色などをメモした紙を添えて、体験終了!




ここまでで所要時間は1時間ちょっと。凝る人はもっとかかるかもしれませんが、意外と短時間で仕上げられるものですね。そして貸していただいたエプロンさえも汚れることなく、手を洗ったら元通り。泥パック?効果のようにむしろ手がひんやりきれいになった気も…? 今回陶芸体験で作り方をご指導してくださった長谷川陶苑の専務の長谷川さん。笑顔がとても素敵なこの長谷川さんの手の中で、粘土は魔法のように姿を変えていきました。職人さんの力ってすごい。体験が終了したら向かいの店舗でお会計をして終了です。店舗内にもたくさん陶器が販売されているので、こちらも一見の価値ありです!


最後に陶器屋さん巡りもおすすめ
長谷川陶苑から車で5分ほどで城内坂通りへ行けるので、こちらも是非散策してみてはいかがでしょうか。体験前に、これから作る器のイメージを膨らませるために訪れるのも、体験後に自分では作らなかった別のタイプの器を探しに行くのにもおすすめです。



難しそう…時間がかかりそう…汚れそう…と思っていた陶芸体験ですが、やってみたらどの懸念も払拭されただけでなく、冷たい粘土の滑らかさを感じながら、自分のイメージを指先の力に変えて形を作っていく何ともクリエイティブな時間を過ごすことができ、最高のひとときとなりました。私が大好きな陶芸作家さんもこうやって粘土を触りながらイメージを具現化しているのかと、陶芸家の心の内までちょと覗いた気さえしてしまいました。陶芸体験は体験だけで終わらず、後日釉薬がかかって完成された器が自宅に届くという楽しみも、その器で日々の食卓を豊かなものにできるという楽しみもあり、とても良いアクティビティだなと思いました!ぜひ家族や友人と、思い出の器を作りに遊びにいってみてください。途中、栗が有名な笠間市に大きな道の駅もあったりして、ドライブもしっかり楽しめますよ♪
おすすめポイントまとめ
楽しみ方別おすすめ度
今回ご紹介したプログラム
※本記事に記載の情報は取材時のものです。内容、料金等変更になる可能性がございますのでご旅行・ご購入前に最新情報のご確認をお願いいたします。 ※料金に含まれるもの:2点分の焼成代、体験料、材料費、釉薬代 ※3点目~の焼成代、一部釉薬は別料金 ※KINTO契約者はお持ちのポイントをこの商品に使えるクーポンと交換できます。
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