【試乗記】 アルテッツァ RS200 Zエディション(1999年式);コンパクトでバランスよく“楽しめるスポーツセダン”(Vintage Club by KINTO)

2024-01-10

KINTOの“旧車”プロジェクト『Vintage Club』でレストアされたクルマ。 1998年に登場した『アルテッツア』は、コンパクトボディを持つFR駆動のスポーツセダンで、海外ではLEXUSブランドの『IS』初代モデルとして販売されました。今回レストアした個体は、生産から24年経過し走行距離が18万キロを越えたクルマですが、現代の路上でも、スポーツセダンらしい軽快さで走行してくれました。

著者:ハマやん
クルマ大好き、元トヨタの企画マン。公私合わせて1,800台以上のクルマに試乗。

①手頃なサイズ感。スポーツセダンとして走り易い大きさ

街中に乗り出して最初に感じたのは“手頃なサイズ感”でした。 比較的立ったウィンドウを通しての視界が良い事も関係していると思いますが、交通の中で、相対的にコンパクトさを感じる大きさで、そのため、街中や混んだところでも走り易いクルマと感じました。

手頃で手の内感のある車両サイズは、色々な場面をスポーティに走行するために重要な要素であり、その意味で、このアルテッツアはスポーツセダンとして必要な要素を備えていると感じました。

②18万キロも走行しているのに“シッカリ感”あるクルマ

製造されてから24年も経過しているので当然かもしれませんが、この個体は走行距離が18万キロを超えています。・・・が、その割には、乗っていて“シッカリ感”があると思いました。

路面の凸凹や継ぎ目を超えた際に少し音が出たりはするのですが、大きな衝撃など“ヤレ感”を思わせるものはなく、このクルマの基本的な耐久性の高さやレストア作業の確かさを実感させられました。

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③エンジンサウンド気持ちよく軽快な走り

基本が“シッカリしたクルマ”という安心感があったので、現代の交通の流れに乗って、また時には引っ張って走行してみました。

エンジン回転数が2,000~3,000~4,000と上昇するにつれ、“ビーン”という感じの気持ちよいサウンドと共に加速・・・。今のクルマの基準でも“まあまあ速い”と表現できるレベルで走り回る事ができ、ツインカム16バルブの3S-GEエンジン+6MTの存在が、(シフトストロークが少し長いのが気になったものの)このアルテッツアの魅力の大きな部分を占めているように感じました。

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④スムーズなステアリングと適度に良好な乗心地

街中だけでなく、都市高速・郊外路・ワインディング路・・・と、色々な路を走行してみましたが、乗り味に違和感はなく、スムーズなステアリングレスポンスと、適度に良好な乗心地で、快適かつ気持ちよい走行ができました。

スポーツカー程のアジリティはないものの、“安定しつつ運動性能も良好なクルマ”という感じで、ステアリング操作に対するレスポンスは適当なレベルと思いましたし、安定したコーナリング、凸凹に対する追従性も良好で、色々な路を楽しんで走る事ができ、スポーツセダンとして妥当なレベルの運動性能・乗り味と感じました。

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⑤ナビゲーション・安全装備を除けば、今のクルマに近い仕様装備

24年前のクルマなので、現代のクルマに装着されている安全装備やナビゲーション等はありませんが、空調はオートエアコンが装備され、パワーウィンドウやクロノグラフ的デザインの計器盤など、普通に安全・快適に走行するための装備は揃っており、知っている路を普通に走る分には不自由はありませんでした。

▽4-50年前のクルマやスポーツ/GTのようなワクドキはないが、バランスよく楽しめそうなVintageカー

Vintage Clubのおかげで色々な“旧車”に乗ることができています。 例えば、1970年代のセリカやTE27では“古い特別なクルマに乗るワクドキ”がありますし、歴代スープラでは“スポーツカーに乗るワクドキ”があると思います。 それに比べると、1999年式のアルテッツアでは、そこまでの“ワクドキ”はありませんが、程よい速さや快適性、乗り味、そして実用性も備えており、バランスよく楽しめるVintageカーと言えそうに思えます。

▽(海外仕様=LEXUS ISのためか?)どことなく上級車感覚・プレミアム感も感じさせる乗り味

“乗り味”のところで、“乗り味に違和感はなく・・・適度に良好な乗心地で・・・”と書きましたが、このアルテッツアに乗っていると、時々、“上級車感覚・プレミアム感”を覚えることがありました。それらは大変微妙な乗心地やクルマの反応だったりするのですが、この辺りは“海外仕様がLEXUS IS”だったことも影響しているのではないか?と感じさせられました。

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〔車両〕1999年式・トヨタアルテッツアRS200 Zエディション・走行187,000km
〔参考:主要諸元〕
全長x全幅x全高・WB・車重;4400mmx1720mmx1410mm・2670mm・1360kg
3S-GEエンジン;1998CC,210PS/7600rpm,22.0kg・m/6400rpm(JISグロス値)g
サスペンション前/後;ダブルウィッシュボーン,タイヤ;215/45R17
〔レストア〕 新明工業株式会社
〔試乗〕2023年9月5日、豊田市内、約30km走行

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