【体験記】北欧のライフスタイルとサウナを楽しむ!モビマ旅@ノーラ名栗

2024-01-10

埼玉県飯能市。トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの公園から始まった飯能市の北欧との交流は、メッツァやムーミンバレーパーク、そして2020年には名栗エリアにフィンランド式サウナ&グランピングが体験できる施設「ノーラ名栗」と、次々と北欧を感じられるエリアを誕生させすっかりそのイメージを定着させました。 今回はモビマのサービスで利用できる、サウナも最高と評判の「ノーラ名栗」を中心に、女子2人で北欧のライフスタイルに触れるモビマ旅です!

著者:モビマスタッフMālie。元テーマパークワーカーで週末フォトグラファー。メキシコとハワイが大好きな2児の母。ペーパードライバー。


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東京から電車に揺られること1時間ちょっと。飯能駅からはトヨタレンタカーで出発します。 車で走り出すと、のどかな街を抜けたらもう飯能の山々に囲まれた自然豊かなエリアに入ります。 最初に向かったのは、きのこの家などで有名な「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの公園」です。

トーベ・ヤンソンの世界をお散歩

たくさんの子どもたちがお互いを受け入れながら、のびのび遊べる場所を作りたい」との思いから、 市の担当者がムーミンの童話の世界と相性が良いのでは、と、 作家トーベ・ヤンソンさんに手紙を書いたことから実現したという、ムーミンの世界観をモチーフにしたこの公園。

きのこの家をはじめ、ファンタジーな作りの建物と、 広々とした空間、流れる小川で構成されていて、 子どもがお金を払ったりせずに自然と触れ合えるようにというヤンソンさんとの約束通り、 自然の中で遊べるよう良く考えられた無料の公園です。

建物の中も、木と曲線を多用した優しく暖かな雰囲気と、ここは何だろう? という好奇心をくすぐるような構造になっており、何度来ても楽しめそうです。

ムーミンの世界をより強く印象付けるような青い小屋からはきのこの家をはじめとした公園の風景を別の視点で見ることができます。

小川沿いに散策して池をぐるっと回ると、不思議なデザインの橋や、森へと続くハイキングコースの入り口があります。 朝からお弁当を持ってピクニックしたり森の散策をしたりして一日のんびり自然を享受できるような、とても素敵な公園でした。 秋には紅葉が、夜はライトアップが美しく、季節や時間で違った表情を見せてくれるのも魅力です。
この日はあいにくお天気がいまいちだったので、晴れた日や紅葉のシーズンにまた来たいなと思いました。

さて、ノーラ名栗のチェックインは15時からなのでランチを済ませ、次は名栗エリアにあるカヌー工房を目指すことにしました。

名栗のカヌーは作ったり乗ったりできる

名栗カヌー工房は、なんと自分だけのマイカヌーを作ることができる工房です! カヌーを作るなんて考えたこともなかった…カヌーを楽しめる湖がある飯能市ならではのアクティビティですね。
カヌーといえば、丸太をくり抜くイメージでしたが、こちらで製作できるカナディアンカヌーは細い木のストリップ材で作っていくようです。

工房にはカヌーを作りに来ている方も。私たちはカヌーの乗船体験を予約しているので、工房を抜けて桟橋へ降りていきます。
季節的にかなり水位が下がっている時期だそうで、長い階段を下りて桟橋に到着しました。 満水のときは深さ40mもあるのだとか!ここではバス釣りのほか、冬はわかさぎ釣りなんかもできるそうです。湖のある生活、素敵ですね。

泳げない私は、ちょっとドキドキしながら乗船しましたが、2人乗りでもかなり大きなカヌーなので、乗り込むときにゆらっとする以外はとても安定していました。
オールも木でできているのでちょっと重たく、連続して漕ぐと腕が疲れますが、流れや波がないので疲れたら腕を休めながら景色を眺めます。 山の狭間と、それが湖面に反射して映り込む様子が、まるで海外の大自然の中にいるかのよう。
ただひたすら穏やかで、時折水鳥が通り過ぎる以外とても静か。カヌーは2時間借りることができます。

のんびりと名栗湖の自然を満喫した私たち。ここまででも十分に北欧の雰囲気を感じられ、見ごたえがあって楽しめましたが、今日はこれからが本番です!

いよいよモビマのサービス「ノーラ名栗」へ!

公園散策とカヌーで北欧気分が高まってきたところで、15時を過ぎたのでノーラ名栗にチェックインします。

受付はショップとカフェを併設しており、施設内で使用している食器(KINTOさんの食器でした!親近感が沸きます…笑)や名栗まんじゅう、 地元で採れたフルーツを使用したジャムなどの特産品が売られていました。
入り口横には電動自転車のレンタルも!ここは山の中腹なので坂が多いですが、確かに電動自転車ならサイクリングするのも気持ちよさそうです。 山に囲まれているのでハイカーたちの拠点にもなっているのか、登山の装備をした方もチラホラみかけました。

ノーラ名栗の敷地は、デイユースでサウナやBBQを楽しむエリアと、宿泊者のみが入れるグランピング専用エリアにわかれています。 デイユースの方と宿泊者の共用エリアには、サウナや「ととのい」用のデッキチェア、軽食や飲み物を販売している売店があります。 デイユース用のテントサウナ(自分で設営するそう)も並んでおり、 サウナは満室。昨今のサウナブームに乗り遅れている私としては、昼間からサウナがいっぱいな状況にちょっと驚きました!

テントの中も、床は絨毯が敷き詰められ、ふかふかのベッドと冷暖房・空気清浄機・冷蔵庫完備! バスタオルや歯ブラシなどもあって、ホテルさながらの快適さ。 思わずキャンプであることを忘れてしまいそうですが、水場とトイレは共同なので、一番大変だったのは夜中のトイレでした(笑)。

グランピングは初めてなので、どのサービスも豪華さに目を見張るばかりだったのですが、 ひとつだけ残念だったのは隣接する温泉が18時でクローズしてしまうこと。
夕食の指定時間が17時、18時、19時の3択で、17時を指定した私たちはチェックイン後すぐ温泉に行かないと間に合わないことに気づき、 のんびり温泉に浸かる時間がありませんでした…。その代わり、ナイトサウナが楽しめるので、良しとします!

北欧風BBQで夕ご飯!

事前に指定した時間になるとスタッフが食材を運んできてくれます。 長く厳しい冬が終わると、外に出てBBQをするのがフィンランド人の楽しみのひとつだそうです。 がっつりお肉のほかに地元の野菜や、北欧風ベーコンマッシュルームなどの食材が並びます。

更に夏の間はザリガニが定番メニューのようで、ボイルされたザリガニがついて来ます。 提供された時には茶色いのですが、BBQコンロで焼いてみるとだんだん赤くなってきました。
しかし日本人にとってザリガニといえば小川や池でさきいかで釣るアレのイメージ、、、 恐る恐る頭を外してみると、海老よりずっと殻が固く、上手く剝けません。
何とか背中側からバリバリと割って出てきた身はほんの一口にも満たない大きさ… しかしむき身にすると海老のようなので、思い切って口にいれてみると、何の臭みもなく、 普通に美味しい海老でした!笑 ザリガニを食するのも他ではなかなかできない経験です。

この他にもバーニャカウダやマッシュポテトなどがついてきて、しっかりお腹いっぱいになりました。

楽しいBBQが終わるころには日がとっぷりと暮れ、ナイトサウナの時間に。 30分おきくらいにスタッフがロウリュをしてくれるとのことで、最初のロウリュタイムめがけて人生初・北欧式サウナ体験です!

北欧式サウナ初体験!

サウナといえば子供のころ、温泉のサウナにちょっと入ってみたら熱くて狭くてもう二度と行かないと思ったきりです。
そもそも暑がりなので1分我慢できるかな…と恐る恐る入ってみたら、 ドアを開けた瞬間ふわっと香るアロマのおかげなのか、じりじりとした熱さも感じず、むしろポカポカして快適。 スタッフがロウリュにやってくると一気に蒸気が上がり室温も上がりますが、 最初に入ったトレーラーサウナは湿度も低めで10分くらい平気で座っていることができました。

十分温まったところで、外に出ると隣には大きいプールがふたつ。 ところがこの日は夕方からかなり気温が下がったため、プールが冷たくてブルブル震えてしまうほど。 サウナのプロはこの温度差が必須なのだと思うのですが、私には刺激が強くて、2回目以降はととのい椅子で冷ますことにしました。

さあ、次のロウリュタイムめがけて今度はテントサウナに挑戦です!
こちらのサウナはテントの通気性のせいか、かなりぬるめ。 これなら余裕!と思ったのもつかの間、ロウリュが始まると一気に蒸気が充満してものすごい湿度に。
湿気なのか汗なのか分からないままあっという間にびしょびしょになりましたが・・・何というか、 これが病みつきになるくらい気持ちよくてびっくり!サウナにハマる人の気持ちが少し分かってきました。 ロウリュめがけて10分&外気浴のセットを2時間ほど楽しんで、サウナタイム終了です。 あとは居心地のいいテントの中でまったりのんびり。名栗の夜は更けていきます。

ここまで全体的に豪華なキャンプ、グランピングとして最高なのですが、ちょっと気になることも。
ひとつは、若いグループでの利用者が多かったので、夜遅くまで笑い声などが結構聞こえてくること。
もうひとつは、グランピングサイトのすぐ裏が道路で、大きな音を立てて走る車が何台も通ったこと。 幸いこの日は、うるさくて眠れないというほどではなかったのですが、夜中まで続いたらどうしよう、、、と少し不安になりました。 テントは音が筒抜けなので、お互い気を配りたいところですね。

北欧体験2日目の朝、スタート!

テント泊の良いところは、日の出とともに目が覚めること。一応目覚まし時計をかけましたが、空が明るくなると同時に目が覚めました。
外に出てみると、名栗の山々から霧が降りてきてひんやりしています。 (個人的に)北欧のイメージである青白い幻想的な世界が目の前に広がって、曇天ながらも爽やかな朝です。

早くに目が覚め、朝食の8時まで時間があったので、早朝のお散歩もおすすめと噂の名栗湖へ行ってみました。 同じく霧がかかって幻想的な風景。 この付近の山にはオオタカが生息しているらしく、早朝から対岸には自慢の望遠レンズをカメラに装着したおじさまたちがずらり待ち構えていました。

お散歩でお腹がすいてきたところで、テントに戻るとスタッフが朝食を運んできてくれました。
夕食の時もそうでしたが、水場にフリードリンクコーナーがあり、朝はオレンジジュースやグレープフルーツジュースなどが飲み放題です。 朝食のボックスには、ミートソースの入ったオムレツや大きなソーセージなど、朝からボリューム満点です。作りたてを持ってきてくれるので、ほんのり温かくてとてもおいしかったです。

北欧を感じる街、メッツァ

朝食をしっかりお腹に収め、荷物を片付けたらチェックアウトして出発です!今日は飯能の北欧3エリアの最終目的地、メッツァへ向かいます。
かつてムーミンのテーマパーク建設の話が持ち上がった際には、 首都圏で屋内型テーマパークという構想もあったそうですが、 飯能市が森と湖が豊富にあるこの場所こそムーミンの世界観を感じる場所としてふさわしいと名乗り上げ、見事誘致に成功したのだとか。 メッツァビレッジというエリアから始まるムーミンバレーパークの敷地は、宮沢湖とそれを取り囲む森という景観に恵まれ、北欧そのもののように見えました。

この湖のほとりにも名栗カヌー工房の姉妹店、ソグベルクというカヌーショップがあり、 名栗カヌー工房と同じようにカヌー作りや乗船体験のほか、ククサづくりなども楽しめます。 こちらのカヌー乗船は予約不要なので、この景色を見てふいに乗りたくなってもOKなのが嬉しいところ。 近くのメッツァ・ピアでは透明のカヤックや、赤い屋根が可愛い6人乗りのボートに乗ることもできます。

北欧らしい雑貨や食器を集めたショップもあり、どれもとてもかわいくて目を惹かれてしまいます。

nordicsというお店ではARABIAやiittalaの食器で食事やドリンクが提供されます。 これは北欧食器好きには嬉しいサービス!私もパラティッシのお皿やアアルトのグラス、持ってます♪

喉が渇いたのでフルーツのソーダを注文したら、サイズ的になのか、プラカップでちょっと残念…ARABIAのお皿でデザートでも食べたいところでしたが、朝食でお腹いっぱいすぎて無理でした。笑

最後の目的地、ムーミンバレーパークへ!

メッツァビレッジを抜けると、水浴び小屋が見えてきてムーミンバレーパークの入り口へとつながります。
ここまでの道も湖や対岸の北欧風の可愛い建物を眺めながら歩くので、本当に北欧の森を散策しているような錯覚に陥ります。 屋内テーマパークなんかにしなくて本当に良かったと思います!借景がめちゃくちゃ効いてますよ…!

この日は「ムーミン谷の雲海」というイベントをやっており、数分おきにミストで景色が真っ白に。 とても幻想的な雰囲気ですが、この日はただでさえ湿度が高かったので、服がずっしり湿ってきました…笑。

パークに入園し、ショップが並ぶ道を抜けると、大きなステージがありムーミンたちがダンスしていました。 その向こうにはムーミンパパの自慢の青い家が見えます。こちらも雲海のミストで幻想的な雰囲気。

中はウォークスルータイプで1回に5人くらいが限界の広さでしたが、ムーミンファミリーの生活が垣間見えて可愛かったです。

子ども向け遊具エリアもありましたが、全体的にアトラクションの内容はムーミンファン向けで、 ストーリーの追体験が醍醐味に感じましたので、小さいお子さんがどこまで楽しめるかはちょっと微妙かもしれません。
無料のトーベ・ヤンソンあけぼの子どもの公園のほうが楽しめるかもしれませんね。私はムーミンファンなので、あの世界観に浸れて幸せでした…!
また、ムーミンのグッズはムーミンバレーパーク内でしか販売していないので、ムーミングッズが欲しい人は入園必須です。事前予約で少し入園料の割引がありますよ。

飯能が北欧化しているという話はチラホラ聞いてはいましたが、 事実、飯能という土地はフィンランドと同じように市内の70%ほどが森林に覆われており、 いくつかの湖を擁するという、環境的にも恵まれた土地であることを知りました。
今回ノーラ名栗を軸に飯能の北欧ライフスタイルに触れてみて、決して作り物だけではない、 北欧を感じるのに十分な環境と、それを実現してしまう市や市民の熱い思いを感じ、 一過性のブームで終わることはないポテンシャルをも感じる旅となりました。 元テーマパークワーカーとしても、この恵まれた借景を活かした飯能の街づくりに共感できる点がたくさんありました。 皆さんもモビマを上手に活用して、北欧の空気を感じる旅に出かけませんか? 自然環境と北欧の雰囲気が融合した世界観に、きっと心から癒されますよ。

#次はモビマでどこ行こう
#モビマ旅
#次はどこに旅しよう

ノーラ名栗のおすすめポイント

✓グランピングだけではない、サウナだけでもない、北欧をまるっと感じられるロケーション!
✓夕食(BBQ)、温泉(隣接施設)、サウナ、朝食がついて大満足の内容!
✓サウナやBBQのデイユースもできる!

同行者別おすすめ度

ファミリー ★★★★★
カップル  ★★★★★
グループ  ★★★★★
ソロ    ☆☆☆☆☆(2名~の料金設定です)

今回ご紹介したプログラムはこちら

ノーラ名栗  30,000円~48,000円/2人

※本記事に記載の情報は取材時のものです。内容、料金等変更になる可能性がございますのでご旅行・ご購入前に最新情報のご確認をお願いいたします。

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